手話というものを知ったのは小さな子供の頃だったと思いますが、
深く興味を持ったのはテレビドラマ
「愛しているといってくれ」でした。
主演は豊川悦司さんと常盤貴子さん。
物語は耳の聞こえない画家の晃次と女優を目指す紘子の出会いから始まります。
晃次に一目惚れした紘子は、話したい一身で懸命に手話を覚えます。
しかし、小さい頃母親に捨てられた過去を持つ晃司は、実の妹にさえ心を開きません。
そんな晃次をまっすぐに愛する紘子。彼女のひたむきな姿が切ないドラマです。
ドラマには多いに感動した私ですが、すぐに手話を学び始めることはなく月日流れました。
ところが現実に手話に接する機会が突然やってきたのです。
朝いつも通り出勤した私に、上司が言ったこと…
「わが社は障害者雇用を始めます。そこで突然ですが来週から聴覚障害者の方が入社します。
電話とか接客はできないからmihoさん(私のことです) 仕事を教えてあげてくださいね。」
私の担当はDTPデザインなので、ほとんど一日中パソコンに向かっています。
たしかにお客さんに接したり、電話に出たりすることは少ないので、
聴覚障がい者でも働きやすいかもしれません。
でもあまりにも突然のことでびっくりしました。
私 :「えっ??」
上司:「たいへんだろうけど、お願いしますね。」
私 :「その人は全然聞こえないんですか?」
上司:「そうみたいです。」
私 :「その人自身はしゃべれるんですか?」
上司:「なんとなくは発声していますが、聞き取りにくいです。」
私 :「仕事を教えるのは筆談か手話ってことですか?」
上司:「まあ、そうなりますね。。。」
ポカーンとする私をおいて上司は部屋を出て行きました。
これが2000年8月のことでした。
もともと手話に興味があった私ですが、本格的に学ぶことができたのは
必要に迫られてのことでした。
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